Maety Diary

調剤薬局・ドラッグストア・漢方薬局を渡り歩いている薬剤師のブログ! 気になるニュース、健康、映画、温泉、過去、思った事、いろいろ書きます!

体が弱った時は、山薬料理でもどうですか?


今日は、漢方薬にも入っているヤマイモについて紹介します!

体が弱った時は、山薬料理でもどうですか?

1.山薬という生薬について

山薬とは

山薬という生薬、中薬は、いわゆる「山芋(ヤマイモ)」のことです。薬膳的には長芋も同じと考えて問題ありません。

 

厳密には、山芋の皮の除いて乾燥したものが、「山薬」となります。滋養強壮に良いので、体が弱った時にオススメ食材です!

 

山薬の入った漢方薬

山芋は食品でもありますし、漢方薬の原料、生薬でもあります。腎という臓を補強する、「八味地黄丸」や「牛車腎気丸」に配合されています。

例↓↓↓

 

山薬の薬膳的性質

人参は「平」(温めも冷やしもしない)の性質を持ちます。味は「甘味」で脾、肺、腎を補強します。

 

体に期待できるものは

消化器官の虚弱により、食べる量が少ないとか、泥状の便などの改善。

慢性の咳、喘息の改善

腎の虚弱による遺精、頻尿、おりもの(多)の改善

 

2.山薬料理の例

さて、そんな山薬ですが、薬膳は美味しく楽しく健康に!がモットーです!

食材として美味しく頂いてしまいましょう😋

 

山芋と牛肉の野菜炒め

牛肉、キャベツ、ニンジン、山芋の適当な量を、野菜炒めの要領で炒めるだけです。山芋は炒めても、美味しいのです😋

 

牛肉は、脾の虚弱の改善や、血の補給ができます。消化器官の症状や喘息、頻尿にも良いので、山芋と相乗効果が期待できます。また、キャベツも胃腸虚弱に良いです。

 

山芋の短冊

これは定番ですね。

短冊状に切って、海苔をかけ、わさび醤油で食べちゃいましょう!

 

山芋と海苔の相性としては、

海苔は熱からくる痰に良いので、山芋と合わせて、咳、痰に良いと考えられます。また、海苔は体を冷ます性質を持っているので、さわびの辛味で温め、相殺しています。

 

3.体が弱った時は、山薬料理でもどうですか?

山芋は消化に良いので、しんどい時でも食べやすいです。上記のような具体的な症状がなくても、食欲ないなあとか、しんどいなあと思ったときは、私はオススメしています!

 

それでは~、今日はここまで。

元氣に美味しく暮らしていきましょう😋!