Maety Diary

調剤薬局・ドラッグストア・漢方薬局を渡り歩いている薬剤師のブログ! 気になるニュース、健康、映画、温泉、過去、思った事、いろいろ書きます!

瘀血をとる!簡単!紅藍花酒の作り方!

瘀血をとる!簡単!紅藍花酒の作り方!

紅藍花酒とは紅花をお酒に漬け込んだ、薬酒のことです。紅花酒と呼んでも良いかもしれません。

1.紅藍花酒の薬膳解説

原料は、紅花と酒だけです。

紅花の薬膳解説

紅花は、体を温める性質を持ち、味は甘味、辛味で、心と肝を補います。瘀血の生理不順、生理痛などに良いです。

 

酒の薬膳解説

酒は、体を温める性質を持ち、味は甘味、辛味で、心と肝、肺、胃を補います。行氣活血と言って、氣の巡りや血の流れを調節する作用があります。また、関節や筋肉の痛みにも良いです。

 

総合的解説

紅花で瘀血をとります。酒も血の巡りをよくしてくれます。

そして、どちらも体を温めます。体を温めることで、瘀血もとりやすくなります。

 

2.紅藍花酒のレシピ

山形特産の紅花を使いました!

 

紅花・・・5g

ホワイトリカー・・・200ml~300ml

 

 

ちょっと、別のお酒の瓶を再利用したので、瓶に模様が入ってます・・。

1か月以上、漬け込みます。

 

3.完成!紅藍花酒

紅花をこして、コップに注いて飲みます。

写真は、こすのを失敗して入ってしまいました🤣

紅藍花酒!完成です!

正直、このままだと、あまり美味しくありません・・。

薬酒ですから、趣向として飲むことを想定していないのです。

養命酒を飲むようなイメージで、寝る前に、おちょこに一杯飲むことを想定しています。瘀血をとる目的ですからね。

 

美味しく飲みたい人は、オリゴ糖か蜂蜜を混ぜて飲んでくださ~い😋

 

※瘀血について

東洋医学には、瘀血(おけつ)という概念があります。

ケガや病氣、運動不足等、さまざまな原因で、血流が悪くなった状態を血瘀(けつお)状態と言い、血瘀状態によって生じる血のかたまりを瘀血(おけつ)と言います。

 

イメージとしては、瘀血は、血流が悪いとか、古い血が溜まっているというようなイメージになりますかね。

 

瘀血になると、針を刺すような痛み、あざ、腫物やかたまり、出血傾向等、おこる可能性があります。

余計な水分を(水毒)出す!蓮の実とハト麦のご飯!

余計な水分(水毒)を出す!蓮の実とハト麦のご飯!

1.蓮の実とハト麦のご飯の薬膳解説

蓮の実の薬膳解説

蓮の実は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は甘味(渋味もあり)で脾(消化器官)、、心を補います。頻尿や夜尿、不眠などにも良いです。

 

ハト麦の薬膳解説

ハト麦は、少し体を冷やす性質を持ち、味は甘味と淡味で、胃、肺を補います。利水作用をもち、余計な水分を体から出します。むくみ、下痢、にきび、咳、痰などにも良いです。

 

総合的解説

蓮の実で腎を補う作用と、ハト麦の利水作用で、余計な水分(水毒)を体から出します。両方とも、胃腸に優しいので、食べやすいです。

 

2.蓮の実とハト麦のご飯のレシピ

蓮の実・・・20~30個

ハト麦・・・1合

お米・・・・4合

 

蓮の実と、ハト麦を洗ったあと、20分煮込みます。

 

 

煮込んだあと、煮汁も入れて、炊飯器で炊いていきます。

 

 

3.蓮の実とハト麦のご飯の完成!

蓮の実とハト麦のご飯、完成です!

 

蓮の実も柔らかくなっていて、食べやすいですよ😋!!

初秋の残暑疲れに、豚肉のソテー梨ソース!

初秋の残暑疲れに、豚肉のソテー梨ソース!

1.豚肉のソテー梨ソースの薬膳解説

梨の薬膳解説

梨は、体を冷やすの性質を持ち、味は「微酸」で、胃、肺を補います。熱邪による喉の渇き、口内炎、粘りのある黄色の痰、咳等に良いです。

 

豚肉の薬膳解説

豚肉は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は甘味と鹹味(しょっぱい味)で脾(消化器官)と腎を補います。また豚肉独自の性質として、陰虚を改善する性質があります。陰虚とは、精、血、津液(水)が減ってしまった状態で、豚肉はこれらを増やす性質があります。喉の渇き、空咳、乾燥からくる便秘、発熱のあとの無気力に良いです。

 

総合的解説

梨で体を冷やしながら、豚肉で腎と脾を補い、血や精、津液を補います。暑さで潤いが消耗したという設定で、今回は豚肉にしました。氣を補いたい場合は牛肉が向いています。生姜を少し入れていますが、味的な目的です。入れすぎると体に熱を与えるので注意してください。

 

2.豚肉のソテー梨ソースのレシピ

今回は2人分のレシピです。

 

豚肉・・・6枚

梨・・・1個

 

調味料

醤油・・・大匙2杯

紹興酒・・大匙1杯

梨汁・・・大匙2杯

蜂蜜・・・少々(お好み)

胡麻油・・少々

生姜・・・少々(すりおろしたもの)

 

写真では梨2個ありますが、1個で充分でした。

 

1個すりおろすと、こんな感じです。

 

すりおろした梨の、梨汁だけを取り出し、豚肉につけこみます。

梨には、タンパク質を分解するプロテアーゼという酵素が含まれているため、お肉をやわらかくしてくれます。

一応、1時間以上つけこみました。

 

そして、調味料と一緒に、炒めていきます!

 

肉を焼き終わると、ソース作りです。

残った調味料に、残りの梨汁と、梨おろしを加えて、煮込んでいきます。

グツグツ沸騰したら、ソースの完成です。

 

3.豚肉のソテー梨ソースの完成!

豚肉のソテー梨ソースの完成です!

豚肉ソテーだけの写メは撮り忘れました🤣

温野菜とミニトマトを添えました。

 

色合い的に少し葱を飾りましたが、大葉でもよかったかな。

 

梨の甘味と豚肉が良い調和で、美味しかったです😋😋😋😋😋😋😋😋

まだまだ暑いから、さっぱり胡瓜の塩レモン付け!

残暑が続きますね~

まだまだ暑いから、さっぱり胡瓜の塩レモン付け!

1.胡瓜の塩レモン漬けの薬膳解説

胡瓜の薬膳解説

胡瓜は、少し体を冷ますの性質を持ち、味は「甘味」で脾(消化器官)、胃、大腸を補います。喉の渇き、体の熱感、皮膚の赤みや痒み、むくみ、下痢等に良いです。

 

レモンの薬膳解説

レモンは、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」「酸味」で、脾(消化器官)胃、を補強します。また、喉の渇きや空咳、暑熱による食欲不振等に良いです。

 

総合的解説

胡瓜で体を冷まし、レモンで生津(水を生み出す)します。どちらも暑さに対応していますし、粗塩で塩分も取ります。熱中症予防にも良いかと思います。

まだまだ残暑が続きそうです。熱中症に油断せずにいたいものですね。

 

2.胡瓜の塩レモン漬けのレシピ

レモンしぼっても良いのですが、面倒なのでポッカレモンでも全然良いです。

 

胡瓜・・・1本

ポッカレモン・・・100㏄(もしくはレモンの絞り汁)

水・・・100㏄

粗塩・・・小匙1杯と少々(味見しながら)

 

胡瓜1本を輪切りして、ポッカレモンと水と粗塩を混ぜたものに漬ける。

1日くらい漬ければOK!

 

3.胡瓜の塩レモン漬けの完成!

胡瓜の塩レモン漬け、完成です!

見た目はしんなりしてるだけですが🤣

レモンの風味と塩味と胡瓜の匂いで、あっさり、さっぱりして美味しいです😋!

 

 

体の熱を取りながら潤す!卵とトマトの炒め丼!夏バテにも!

お盆明けても暑いですね~!

今日は体の熱をとりつつ、体の乾燥も防ぎ潤す、丼ぶり🍚です!

体の熱を取りながら潤す!卵とトマトの炒め丼!夏バテにも!

 

1.卵とトマトの炒め丼の薬膳解説

卵の薬膳解説

卵は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」で脾(消化器官)、心、肺、肝、腎を補います。また、血を補給する性質もあり、体を潤すことができます。

 

トマトの薬膳解説

トマトは、微寒の性質を持ち、体を冷ましてくれます。味は「甘味」「酸味」で脾、胃、肝を補います。食欲不振や消化不良、喉の渇きにも良いです。夏に最適ですね。

 

米の薬膳解説

米は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」で脾、胃を補います。(補中益氣)

 

総合的解説

トマトで体の熱をさまし、卵で体に潤いを与えます。暑いと体の陰を消耗しますから、夏に体を潤すことは重要です。さらに、トマトと米で脾胃の調子を良くして、元氣にしていきます。夏バテにも良いのではないかと考えられ、薬膳的に卵とトマトの組み合わせは夏に最適なんです。

 

おまけ

まったくコロナのせいで、
年中、寒気などの冬風邪の対策を考えねばならず・・・

葱と茗荷も加えた次第です・・。
しかし体を温めてしまうので、少量にしましょう。

最近のコロナは寒気発熱から、喉の痛み、咳にくる人が多いようですね。
咳止めが薬不足で困ったもんです・・。

 

2.卵とトマトの炒め丼のレシピ

写真はトマト2個ですが、1個で充分でした。

 

ご飯

卵・・・2個

トマト・・・1個(大きさによる)

粗塩・・・少々

胡椒・・・少々

胡麻油・・・少々(風味付け程度)

葱・・・少量

茗荷・・・少量

 

トマトを細かく切ります。皮をとるかどうかは、お好みです。

お好みで、もっと細かく切ってもOKです。

 

卵を2個しっかりといて、胡麻油を少し混ぜます。フライパンにひいて、ある程度かたまるまで熱します。その後、トマトを入れます。

必ず卵がある程度、固まってから入れるのが綺麗に仕上げるコツです。

 

混ぜ混ぜしながら炒めていき、塩胡椒を少々加えます。

 

トマトを入れてからは、卵は焦げません。トマトにしっかり熱が通るまで炒めます。

 

3.卵とトマトの炒め丼、完成!

ご飯の上にトマト&卵を乗せて、刻んだ葱と茗荷をかけます。
卵とトマトの炒め丼の完成です!

卵🥚とトマト🍅???って思う人がいると思いますけど、これめっちゃ美味しいですよ!トマトの絶妙な酸味が良い感じを出します😋!

 

是非、やってみてください!

暑い夏に体を冷やすゴーヤー料理!オススメはゴーヤーの肉詰め!

暑い夏に体を冷やすゴーヤー料理!オススメはゴーヤーの肉詰め!



1.ゴーヤーの肉詰めの薬膳解説

ゴーヤーの薬膳解説

ゴーヤーは、体を冷やす性質を持ち、味は「苦味」で心、脾(上部消化器官)、胃を補います。発熱多汗や喉の渇きの改善、熱中症の予防に良いです。

 

牛肉の薬膳解説

牛肉は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」で脾、胃を補います。疲れやむくみ、自汗等に良いです。養血作用もあり、血を増やし、動悸や不眠等にも良いです。

 

豚肉の薬膳解説

豚肉は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」「鹹味」(しょっぱい味)で脾、胃、腎を補います。体を潤す作用があり、喉の渇き、空咳、乾燥からくる便秘、発熱のあとの無気力に良いです。

 

総合的解説

夏は暑いので体を冷やす性質のものが向きます(夏でも冷え性や、虚弱体質でなければ)。しかし、実際に冷たい食べ物を食べ過ぎると脾胃を炒めるので、物理的に冷たい食べ物は食べ過ぎ注意です。そして夏は「心」を補うのが良いです。

 

ゴーヤーで体を冷やし心を補います。牛肉の養血作用や豚肉の滋陰作用で、体に潤いを保ちます。豚肉の鹹味は、補養心氣作用があり、心の氣を助けます。

 

2.ゴーヤーの肉詰めのレシピ

写真AC

①牛豚の挽肉・・・半パック

 玉葱・・・1/8個(大きさによる)

 醤油・・・大匙2/3杯

 昆布出汁・・大匙2/3杯

 これらをこねる。

 

②ゴーヤー1本を縦に半分に切り、中のワタを取り除く。

 隙間に上記のこねたものをつめる。

 

③肉側の表面に片栗粉をまぶす。

 

④フライパンで炒めていく。

 まず肉側を炒めて、表面が焼けたら裏返して、ゴーヤー側も少し炒める。

 水を入れて蓋をして、蒸し焼きにしていく。

 火が通れば完成。

 

3.ゴーヤーの肉詰め完成

ゴーヤーの肉詰め、完成しました!

ゴーヤーの苦味と肉の甘味が良いハーモニーを生んでいます!

ご飯もお酒もすすみます😋😋😋

 

それでは~

夏でも冷え性の人にオススメ果物とは!?

夏でも冷え性の人にオススメ果物とは!?

 

1.夏でも冷え性の人にオススメ果物は!?

はい、答えはです!

夏の果物で、梨やスイカは体を冷やしますが、桃は体を温めます。

クーラーで体が冷え切ってる人なんかにも良いかも!

桃の薬膳的解説を書いていきますね。

 

桃は、体を温める性質を持ち、味は「甘味」「酸味」で肺、肝、胃、大腸を補います。益氣生津作用があり、氣を増やして津液(水)を作ります。大腸乾燥の便秘にも良いです。

 

暑い時期に必要な水分も作りながら、体も温めるイメージですね!

 

2.オススメ果物で作ってみた!

①生ハムで巻いてみた

ちょっと、言いにくいけど🤣生ハム桃!

生ハムに、八等分した桃を巻いていきます。

 

レタスやベビーリーフの絨毯に飾ります!

少し胡椒かけてもいいかもですね!

生ハム(豚肉)は、平(温めも冷やしもしない)なので、寒熱に影響しません。体を潤してくれるので、喉の渇きや便秘に良いです。

 

ちなみに、めちゃくちゃ美味しかったです😋😋😋

 

②はちみつレモンに漬けてみた

桃を、はちみつレモンにつけてみました。

残念ながら失敗です・・・😰

レモンにつける意味がなかったですね・・・

 

普通に生の桃を食べるほうが、美味しいです・・。

 

無理やり、料理にする必要ないですね🤣

それでは、今日はこの辺で~