氣を増やして、巡らせる、キャベツ玉葱ご飯!
氣を増やす事、氣を巡らせる事を同時にできる、組み合わせのご飯です!
氣を増やして、巡らせる、キャベツ玉葱ご飯!
1.キャベツ玉葱ご飯の薬膳解説
キャベツの薬膳解説
キャベツは、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」で胃、腎を補います。食欲不振や胃の弱さからくる疲れ、胸焼けに良いです。
補氣類の食材で、脾(消化器官)の氣を増やします。
玉葱の薬膳解説
玉葱は体を温める性質を持ちます。味は「甘味」「辛味」で脾(消化器官)胃、肺、心を補強します。理氣類の食材で、氣を巡らせます。腹部の張り、下痢、ゲップ、吐き氣等に良いです。
米の薬膳解説
米は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」で脾、胃を補います。疲れや食欲不振、むくみ、下痢に良いです。
補氣類の食材で、脾(消化器官)の氣を増やします。
総合的解説
キャベツと米で、氣を増やします。氣を増やすだけだと、氣の流れが停滞する可能性もあるので、玉葱で氣を巡らせます。
1.キャベツ玉葱ご飯のレシピ
米・・・2合
玉葱・・・1/2個
キャベツ・・・1/8個
粗塩・・・大匙1杯
普通に、炊飯器でお米を2合と、それに合った水を入れます。
玉葱は、炊飯後、ほぐれるので1/4に切ってそのままか、細かく切っても良い。キャベツは細かく切って入れる。
炊飯後、こんな感じです。しゃもじで混ぜると玉葱は自然とほぐれます。
3.キャベツ玉葱ご飯、完成!
ご飯だけの写メを撮り忘れた!😰
こちら、玉葱定食作ったときの写メですね。
左下が、キャベツ玉葱ご飯です👍
優しい味で、美味しいですよ😋😋😋
色の濃い痰、咳に、アサリと春菊の和風スープ!
色の濃い痰、咳に、アサリと春菊の和風スープ!
1.アサリと春菊の和風スープの薬膳解説
アサリの薬膳解説
アサリは、体を冷ます性質を持ち、味は「甘味」「鹹味」で脾(消化器官)、胃、肝、腎を補います。熱邪による咳、黄色い痰に良いです。
春菊の薬膳解説
春菊は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」「辛味」で肺、胃を補います。熱邪による咳、黄色い痰に良いです。
昆布の薬膳解説
昆布は、体を冷やす性質を持ち、味は「鹹味」で肝、腎、胃を補います。熱邪による黄色い痰等に良いです。
総合的解説
全部、熱邪による咳、痰によい食材ですね。体を冷やす傾向に傾きますので、その点だけは注意です。
2.アサリと春菊の和風スープのレシピ
アサリ・・・15~20個(カラ付きでも、どちらでも)
昆布・・・出汁をとるため。適量。
面倒な人は、市販の昆布出汁、大匙1杯
春菊・・・一ふさ
粗塩・・・ひとつまみ
水・・・200~230ml
まず昆布出汁をとっておきます。
その後、まずアサリを入れて中火で沸騰させます。
沸騰したら春菊を入れて、弱火で2~3分。
春菊のシャキシャキ感を残したいので、短め。まあ、好みです。
3.アサリと春菊の和風スープの完成!
すごく優しい味です。物足りない人は、出汁の量や粗塩の量を、お好みで調節して下さい!!
それでは~😋
体に潤いを!ホタテとアスパラのバター炒め!
体に潤いを!ホタテとアスパラのバター炒め!
1.ホタテとアスパラのバター炒めの薬膳解説
ホタテの薬膳解説
ホタテは、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」「鹹味」で肝、脾(消化器官)、腎、胃を補います。滋陰補虚と言って、体を潤しながら虚弱な体を立て直します。
アスパラガスの薬膳解説
アスパラガスは、少し体を温める性質を持ち、味は「甘味」「苦味」で肺、心、肝、腎を補います。津液不足による便秘や、空咳、喉の渇き等に良いです。
白胡麻の薬膳解説
白胡麻は、体を冷やす性質を持ち、味は「甘味」「鹹味」で肝、脾(消化器官)、腎、胃を補います。皮膚の乾燥、熱感、便秘等に良いです。
バターの薬膳解説
バターは、少し体を冷やす性質を持ち、味は「甘味」で肝、脾、肺、腎、を補います。五臓を補い、氣血を増やし、乾燥を潤して喉の渇きを止めます(潤燥止喝)。
総合解説
体から潤いが少なっている状態を陰虚と言います。陰が少なくなると、相対的に陽が増え、体に熱を持ちます。これを虚熱と言います。このため、陰虚に対応する薬膳は、体を冷やす方向の料理になります。なので、上記の食薬のバランスは体を潤しながら、体を冷やす方向になっています。
2.ホタテとアスパラのバター炒めのレシピ
ホタテ・・・8個
アスパラガス・・・細いもの2~3本
白胡麻・・・少々
バター・・・適量
フライパンにバターを引きます。
ホタテを先に炒めます。(中火)
ホタテに少し色がついたら、適度に切ったアスパラガスを入れます。
色がついたら、火を止めます。
アスパラガスのシャキシャキ感を残したい場合は、早めに火を止めます。
好みで塩コショウ入れても良いかもしれませんが、なくても充分味します。
3.ホタテとアスパラのバター炒め完成!
白胡麻を少し振り掛けて、完成です!
見た目を良くするためにトマト🍅つけてます。トマトも熱をとるので、一緒に食べて問題ないです。塩コショウなくても、めちゃめちゃ美味しいですよ!😋😋😋
食欲不振や腹の張りに、大根とオクラの煮物!
季節の変わり目ですね。疲れたり、食欲不振とかなってないですか?
食欲不振や腹の張りに、大根とオクラの煮物!
1.大根とオクラの煮物の薬膳解説
大根の薬膳的解説
大根は、体を少し冷ます性質を持ち、味は「甘味」「辛味」で胃と肺を補強します。消化不良による胃や腹の張り、吐き氣、下痢、便秘に良いです。(他、大根は咳、痰、熱による鼻血等にも良い)
オクラの薬膳解説
オクラは、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「辛味」「苦味」で肝、肺、胃を補います。食欲不振や、虚弱による腹の張り、便秘に良いです。
鰹節の薬膳解説
鰹は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」で腎、脾(消化器官)を補います。食欲不振に良いです。腎虚による頻尿や足腰のだるさにも良いです。
昆布の薬膳解説
昆布は、体を冷ます性質を持ち、味は「鹹味(しょっぱい味)」で腎、肝、胃も補強します。化痰類という分類の食材で、熱邪による黄色い痰を改善する性質を持ちます。
総合的解説
ちょっと体を冷やす傾向の料理ですが、消化器官に優しい料理です。食欲不振とお腹の張りに良い感じですね。
2.大根とオクラの煮物のレシピ
大根 幅1センチ程度の輪切り3つ
オクラ 5本
水 400ml
昆布適量 鰹節2g
しょうゆ大さじ1/2
清酒大さじ1/2
塩少々
先に昆布と鰹節の出汁をとっておきます。
大根は皮をむき、1cm厚さの輪切りにします。
出汁をとった水で煮込んでいきます。
大根が軟らかくなるまで煮込む(30分くらい)。オクラは15分くらいで先にあげる。味見して薄いと感じるようなら、市販の出汁を少し入れてもいいかも。
3.大根とオクラの煮物、完成
煮込めたら、盛り付けて完成ですが、冷やしてから食べるほうが美味しい人は、そうしてください。
優しい味です。出汁を少しかけてもいいですね!😋😋😋
咳や痰に、タケノコと昆布の炊いたやつ!
春ということもあり、タケノコを頂きました!
有難うございます😊
咳や痰に、竹の子と昆布の炊いたやつ!
頂いたタケノコ
1.タケノコと昆布の炊いたやつの薬膳解説
タケノコの薬膳的解説
タケノコは、体を冷ます性質を持ち、味は「甘味」で胃と大腸を補強します。胃もたれや便秘に良いです。また、清熱化痰と言って、熱邪による咳や痰(黄色)を改善する性質を持っています。
昆布の薬膳的解説
昆布は、体を冷ます性質を持ち、味は「鹹味(しょっぱい味)」で腎、肝、胃を補強します。化痰類という分類の食材で、熱邪による黄色い痰を改善する性質を持ちます。
総合的解説
タケノコも昆布も、熱邪による黄色い痰を改善します。タケノコは咳にも良いです。どちらも体を冷やすので、少し生姜を入れて調理し、体が冷えすぎないようにしています。
2.タケノコと昆布の炊いたやつのレシピ
タケノコ・・・幅1cmの輪切り4つ
昆布・・・小さくカットされたもの10~15枚 好みかな
生姜・・・薄切り5枚
鰹節・・・適量
水・・・2カップ
醤油・・・大匙1杯
清酒・・・大匙2杯
まず、タケノコの外の皮をはいで、適当な大きさに切って、アク抜きのために1時間程度煮込みます。下の写真は、アク抜きした後のタケノコです。
昆布を30分ほど水(2カップ)につけておきます。
間違って生姜もつけてしまいました🤣
タケノコと鰹節、調味料を入れて、炊いていきまーす。
タケノコは爪楊枝でちょっと穴をあけておきました。
沸騰したら、弱火で30~40分かな。グツグツ😊
3.タケノコと昆布の炊いたやつ完成!
最後にもりつけて、少し鰹節をかけて、完成です!
うまくいきました!うっまうまでした!😋😋😋
簡単!陳皮の作り方!
簡単!陳皮の作り方!
1.陳皮の作り方
今日は陳皮の作り方を紹介します。
陳皮(チンピ)とは、ミカンの皮を乾燥させたものです。
厳密には乾燥させたものを橘皮(キッピ)と言い、さらに寝かしたものを陳皮と言います。しかし、一般的にミカンの皮を乾燥させたものを陳皮と言うことが多いので、それを採用して書いていきますね。
まず、できるだけ無農薬のミカンの皮を用意し、半日は水につけて、しっかり洗います。
しっかり洗ったら、これを細かーく切っていき、それを1週間、天日干しします。
すると、こんな感じになります。
ちっちゃくなりましたね~😊😊
乾燥させると、こんな感じなので、大量に作ってOKです。
ジップロックに入れて保管しておきましょう。
野菜炒めなんかに、入れて炒めると、良い風味がついて美味しいです。
調味料があまりいらなくなりますよ~。
2.陳皮の薬膳的解説
陳皮は体を温める性質を持ちます。味は「辛味」と「苦味」。肺、脾を補強します。理氣類の食材で、胃や腹部の張り、下痢、吐き氣、胸がつかえて苦しい等に良いです。(ストレスが溜まると氣の巡りが悪くなり、上記のような症状が出ます)
※理氣類=氣の巡りを良くする食材という意味。
ちょっとストレスたまって、調子悪いときとかに、どうぞ~😋😋😋
血の巡りを良くする!青梗菜(チンゲン菜)の酢漬け!
血の巡りをよくする簡単な副菜!
血の巡りを良くする!青梗菜(チンゲン菜)の酢漬け!
1.青梗菜の酢漬けの薬膳的解説
青梗菜の薬膳的解説
青梗菜は、少し体を冷ます性質、または平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「辛味」「甘味」で肺と脾(消化器官)を補強します。チンゲン菜独自の性質として肝も補い、散血消腫と言って、(※)瘀血による各種出血に良い性質を持ちます。
酢の薬膳的解説
酢は体を温める性質を持ち、味は「酸味」「苦味」で肝を補強します。酢独自の性質として、胃を補強したり、「活血散瘀」という(※)瘀血を改善する作用があります。瘀血を改善すると血流がよくなります。
総合的解説
青梗菜と酢、どちらも瘀血に良い食材です。青梗菜は少し体を冷ます代わりに酢で体を温め、中和しています。
2.青梗菜の酢漬けのレシピ
青梗菜・・・1本
酢・・・・・大匙6杯
オリゴ糖・・大匙4杯
水・・・・・大匙2杯
粗塩・・・3つまみ
ブラックペッパー・・少量
鷹の爪・・1本(お好み)
青梗菜を適当に切ります。太い茎のところは小さ目に切ります。
上記の液体に1日以上つけます。僕は鷹の目は使わず、ブラックペッパーのみで漬けました。
3.青梗菜の酢漬け完成!
青梗菜の酢漬け完成です!
あの~、めちゃめちゃ簡単で、すごいさっぱりして美味しいです。
それでは~😋😋😋
※瘀血について
東洋医学には、瘀血(おけつ)という概念があります。
ケガや病氣、運動不足等、さまざまな原因で、血流が悪くなった状態を血瘀(けつお)状態と言い、血瘀状態によって生じる血のかたまりを瘀血(おけつ)と言います。
イメージとしては、瘀血は、血流が悪いとか、古い血が溜まっているというようなイメージになりますかね。
瘀血になると、針を刺すような痛み、あざ、腫物やかたまり、出血傾向等、おこる可能性があります。