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疲れた時は豆乳キノコ鶏鍋!体も温めて風邪予防!


寒くなってきましたね。疲れた時は、豆乳鍋で体を温めながら体力を回復させましょう。風邪の予防もしたいですね。

疲れた時は豆乳キノコ鶏鍋!体も温めて風邪予防!

豆乳キノコ鶏鍋

1.豆乳キノコ鶏鍋の薬膳的解説

豆乳鍋 材料
豆乳の薬膳的解説

豆乳は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は甘味で脾(上部消化器官)を補います。豆乳独自の性質として肺、大腸、膀胱を補い、疲れをとる性質を持ちます。また潤肺化痰平喘と言って、虚弱の咳、喘息、痰に良いので、痰咳の予防になります。

 

シメジの薬膳的解説

シメジは、少し体を冷ます性質を持ち、味は甘味で脾(消化器官)、肺を補います。便通もよくします。

 

舞茸の薬膳的解説

舞茸は、少し体を温める性質を持ち、味は「甘味」で脾(消化器官)、胃を補います。

 

鶏肉の薬膳的解説

鶏肉は、平または、少し体を温める性質を持ち、味は「甘味」で脾(消化器官)を補います。鶏肉は虚弱体質を改善したり、咳の予防も可能です。

 

卵の薬膳的解説

卵は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」で脾(消化器官)、心、肺、肝、腎を補います。空咳、喉の痛み等の乾燥から来る症状を防ぎ、血を増やす作用を持ちます。

 

キャベツの薬膳的解説

キャベツは、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」で脾(消化器官)、胃、腎を補います。食欲不振や胃の弱さからくる疲れに良いです。

 

ニンジンの薬膳的解説

人参は、平または、少し体を温める性質を持ち、味は「甘味」で脾(消化器官)、肺、胃、肝を補います。血を増やす作用や、肺を引き締めて慢性の咳を鎮める作用もあります。

 

生姜の薬膳的解説

生姜は体を温める性質を持ち、味は「辛味」で肺、脾(消化器官)を補強します。咳にも良いです。

 

総合的解説

とにかく、消化に良い食材ばかりです。体を温め、疲れをとり、咳を予防する感じになりますので、体力アップして風邪予防!という感じですね!

 

キノコ類は、だいたい気血を増やし、体力アップしますので、シメジや舞茸以外のキノコでもOKです。

 

2.豆乳キノコ鶏鍋のレシピ

以下の写真は一人鍋用なので、一人分です。

出汁

まず、昆布で出汁をとります。30分くらい水に昆布をつけ、中火にかけます。沸騰直前に取り出して、出汁の完成です。

 

具材の量はそれぞれ、適当にお好みで。ただ、生姜の量を増やすと辛くなります。

 

水・・・150㏄

清酒・・・20~30㏄(みりんでも良いし、いれなくても良い)

豆乳・・・200ml

粗塩・・・大匙1/2程度

 

以下の写真は具材を入れて火にかける前です。

一人鍋

蓋をして、弱火で待ちます。

豆乳鍋の場合、蓋の小さな穴から湯氣が出てきません。

煮えたかどうかは、蓋を開けて確認する必要があります。途中で具材をかき混ぜましょう。決して火の勢いを強めてはいけません。(沸騰して溢れてしまいます)

 

煮えたら、蓋を開けて、生卵を投入します。そして、また蓋をして弱火で待ちます。

時々、蓋を開けて確認しながら、黄身がピンク色のような雰囲気になってきたら火を止めます。蓋をして余熱でしばらく加熱しましょう。

 

玉子投入

調度イイ感じの卵の煮え具合になりました!

 

3.豆乳キノコ鶏鍋の、一人鍋完成!

完成しました。ちょっと湯葉みたいになってるところはありますが🤣

御愛嬌ということで・・・。

豆乳一人鍋 完成

めちゃめちゃ美味かったです!元氣も出そうだ!

 

しっかし、豆乳鍋は普通の鍋と違って火加減が難しいと感じるんだよなあ・・。