ちょっと咳が出るときにレモン鍋はどうですか?
無農薬のレモンを頂いたので、レモンを使った薬膳を紹介!
ちょっと咳が出るときにレモン鍋はどうですか?
1.レモン鍋の薬膳解説
レモンの薬膳解説
レモンは、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」「酸味」で、脾(消化器官)胃、を補強します。レモン独自の性質として、喉の渇きや空咳を改善する性質(生津止渇)を持ちます。
春菊の薬膳解説
春菊は、「平」(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」「辛味」で肺、胃を補強します。春菊独自の性質として、熱邪による咳、痰を治める「清肺化痰」という性質を持っています。
人参の薬膳解説
人参は、「平」(温めも冷やしもしない)、または少し温める「微温」性質を持ちます。味は「甘味」ですから、脾、肺、胃、肝を補強します。また、養血作用や咳を止める作用(斂肺止咳)があります。
豚肉の薬膳解説
豚肉は、「平」(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」と「鹹味(しょっぱい味)」で脾(消化器官)、腎、胃を補います。また陰虚を改善する性質があります。陰虚とは、精、血、津液(水)が減ってしまった状態です。豚肉はこれらを増やし、体に潤いを与えるため、空咳を改善が期待できます。
総合的解説
咳は、乾燥や熱邪が原因で起きることが多いので、体を潤したり、肺の熱を鎮めるような食材で構成しています。といっても体全体には、あまり寒熱に偏らないように、「平」(温めも冷やしもしない)の性質の食材を意識しました。
2.レモン鍋のレシピ
一人鍋のレシピです。
まずは、昆布出汁を取ります。
30分くらい水(150㏄程度)に昆布をつけ、中火にかけます。沸騰直前に取り出します。(写真は使いまわししました・・😁)
レモン・・・1/2個(無農薬)
春菊・・・1/2~1/3ふさ
人参・・・1/3~1/4本
豚肉・・・1/2パック
水・・・・100ml
清酒・・・大匙1杯
塩・・・・少々
レモンと豚肉で充分、味がつきますので、塩はあまり必要ありません。
レモンの皮は独特の苦味と香りがあります。それらが苦手は方は、レモン汁のみを投入してくださーい!飾りとしてレモンの実体を後で入れてもらえればと思います!
春菊以外の食材を入れて、蓋を閉め、弱火で加熱していきしていきます。
小さな穴から湯気がよく出たら、火を止めて予熱で、2~3分温めます。
一旦、蓋をあけて、春菊を入れて、また蓋をしめて、弱火で加熱します。
また穴から湯気がよく出たら、火を止めて2~3分待ちます。
3.レモン鍋、完成!
ということで、ちょっと咳がでるときにオススメのレモン鍋、完成です!
めちゃめちゃ、さっぱりした味で、美味しいですよ!!!!
豚肉とレモンは相性いいです!
それでは~😋