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疲れを取りながら血の流れを良くする!菜の花と豆腐、鮭のとろみ煮!


春ですね~。旬の菜の花を使って薬膳料理、やってみました!

疲れを取りながら血の流れを良くする!菜の花と豆腐、鮭のとろみ煮!

1.菜の花と豆腐、鮭のとろみ煮の薬膳解説

菜の花の薬膳解説

菜の花は体を温める性質を持ちます。味は「辛味」で肺を補強します。菜の花独自の性質として、脾(消化器官)、肝も補強します。活血化瘀と言って(※)瘀血をとる作用もあります。

豆腐の薬膳解説

豆腐は体を冷ます性質を持ちます。味は「甘味」で脾(消化器官)、胃、大腸を補強します。疲れや食欲不振、便秘等にも良い食材です。

 

鮭の薬膳解説

鮭は体を温める性質を持ちます。味は「甘味」で胃を補強します。胃やお腹を温めて、疲れや食欲不振にも良いです。

 

生姜の薬膳解説

生姜は体を温める性質を持ち、味は「辛味」「苦味」で肺、心、脾を補強します。

 

総合的解説

鮭と豆腐で疲れを取り、菜の花で瘀血を取り血流をよくするイメージです。瘀血をとるためには、体を温めるほうが良いです。豆腐は寒性の食材ですが、鮭と菜の花が温性です。さらに生姜を加えることで温性を強くしています。

 

2.菜の花と豆腐、鮭のとろみ煮のレシピ

菜の花・・・100g程度(1/2袋くらい?スーパーによって違うかも)

豆腐・・・1パック

鮭フリーク・・1瓶(量は好みです)

生姜・・・2~3枚

水・・・1.5カップ

酒・・・大匙1杯

醤油・・・小匙2杯

粗塩・・・2~3つまみ

出汁(昆布鰹節)・・大匙1杯

片栗粉・・・大匙1杯(倍量の水でといて)

胡麻油・・・少量(最後に風味づけに)

 

菜の花を適当に切ります。太い茎のところは小さく切ります。豆腐も適当な大きさに切り、鮭フリークと菜の花と、生姜を一緒に中火で煮ていきます。

この時に、片栗粉と胡麻油以外の調味料を入れておきます。

鍋の蓋をしめて煮ていきます。

菜の花が柔らかくなったら、煮ながら、水でといた片栗粉を入れて混ぜていきます。

 

3.菜の花と豆腐、鮭のとろみ煮、完成!

最後に、胡麻油を少々、風味づけに入れます。

お皿に盛りつけて、完成です!!

春の香りがして美味しいですよ!

 

※瘀血について

東洋医学には、瘀血(おけつ)という概念があります。

ケガや病氣、運動不足等、さまざまな原因で、血流が悪くなった状態を血瘀(けつお)状態と言い、血瘀状態によって生じる血のかたまりを瘀血(おけつ)と言います。

 

イメージとしては、瘀血は、血流が悪いとか、古い血が溜まっているというようなイメージになりますかね。

 

瘀血になると、針を刺すような痛み、あざ、腫物やかたまり、出血傾向等、おこる可能性があります。