Maety Diary

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あったかーい鍋でアンチエイジング!牡蠣(カキ)の味噌鍋!


寒い季節!あったかーい鍋でアンチエイジング(老化防止)しませんか?

あったかーい鍋でアンチエイジング!牡蠣(カキ)の味噌鍋!

牡蠣の味噌鍋
薬膳的なアンチエイジングとは?

薬膳的にアンチエイジング(老化防止)とは、五臓(肝、心、脾、肺、腎)の働きを衰えさせないようにすることです!これらの臓を補強する料理を考えます。

 

特に「腎」は、先天の氣(生まれつきの元氣)や先天の精(生命の源)を保管している臓器です。先天の氣がなくなると人は寿命を迎えます。

 

今日は、そんな腎を補強する、あったかーい鍋を紹介します!

 

1.牡蠣の味噌鍋の薬膳的解説

具材
牡蠣(カキ)の薬膳的解説

牡蠣は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」「鹹味」で、腎、肝を補います。特に腎の精(生命の源のようなもの)や血と補うので、精血不足からくる微熱やほてり、精神不安、イライラ等に良いです。

 

味噌の薬膳的解説

味噌は、体を温める性質を持ち、味は「甘味」「鹹味」で脾(消化器官)、腎、胃を補います。

 

昆布(出汁)の薬膳的解説

昆布は、体を冷ます性質を持ち、味は「鹹味」で腎、肝、胃を補います。

 

ブナシメジの薬膳的解説

シメジは、少し体を冷ます性質を持ち、味は甘味で脾(消化器官)、肺を補います。便通もよくします。

 

人参の薬膳的解説

人参は、平または、少し体を温める性質を持ち、味は「甘味」で脾(消化器官)、肺、胃、肝を補います。血を増やす作用や、肺を引き締めて慢性の咳を鎮める作用もあります。

 

キャベツの薬膳的解説

キャベツは、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」で胃、腎を補います。食欲不振や胃の弱さからくる疲れに良いです。

 

卵の薬膳的解説

卵は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」で脾(消化器官)、心、肺、肝、腎を補います。空咳、喉の痛み等の乾燥から来る症状を防ぎ、血を増やす作用を持ちます。

 

酒(調味料として)の薬膳的解説

酒は、体を温める性質を持ち、味は「辛味」「甘味」「苦味」で肺、肝、心、胃を補います。酒は少量の摂取なら、体を温める良い食材ですが、多量に長期に摂取すると肝障害など引き起こすので注意が必要です。

 

総合的解説

まず牡蠣と味噌で腎を直接補います。脾を補う食材が多いので、脾を丈夫にすることで食物から氣血を充分補給します。すると腎の氣血の消耗を間接的に抑える事ができます。腎を補強してアンチエイジングを目指します!

 

寒熱で言いますと、昆布以外、体を冷ます食材はありません。
白菜ではなくキャベツである理由は、白菜は体を冷やす性質を持つためです。寒熱をあまり氣にしない人は、白菜でも問題ありません。

 

体を温める生姜を入れていないのは、味噌の味を堪能したかったからで、お好みで入れてもらってかまいません。

 

2.牡蠣の味噌鍋のレシピ

まずは、昆布出汁を取ります。

30分くらい水(150㏄程度)に昆布をつけ、中火にかけます。沸騰直前に取り出します。(写真は使いまわししました・・😁)

昆布だし

具材の量は、お好みですが、今回は一人鍋のレシピです。

 

牡蠣・・・スーパーで売ってる牡蠣1パック

人参、ブナシメジ、キャベツ等・・・適量。

水・・・・150㏄程度

味噌・・・大匙1杯(後で入れる)

酒・・・・20~30㏄

 

味噌以外を鍋に入れて弱火にかけ、蓋を閉めます。

蓋の小さな穴から、湯気が勢いよく出てきたら、火を止め、余熱を利用します。

湯氣

この写真、湯氣、見えますかね????

火を止めて、このまま3~5分くらい放置します。

 

蓋をあけて、卵を投入します!

卵投入

また蓋を閉めて、弱火にかけ、湯氣が勢いよく出たら止めます。余熱で3~5分放置して・・・・↓↓↓

 

3.牡蠣の味噌鍋、完成!

最後に味噌を溶かして、完成です!

最後に溶かす理由は、最初に入れると鍋で味噌が焦げることがあり、鍋を洗うのが大変になるからです。特に一人鍋用は。

大勢で食べる、大きな鍋はそうはならないかもしれないですね。

牡蠣の味噌鍋 完成

牡蠣の味噌鍋!完成しました!

これは、美味しすぎて、ご飯おかわりしちゃったよ~

 

体あっためて、美味しくアンチエイジングしましょう!

 

それでは~