Maety Diary

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貧血対策、第2弾!鶏レバーと干しブドウ、ナツメ煮込み!


明けましておめでとうございます!

本年も、よろしくお願いします。

新年、最初の薬膳ブログは、貧血対策、第2弾です!

 

 

貧血対策、第2弾!鶏レバーと干しブドウ、ナツメ煮込み!

1.鶏レバーと干しブドウ、ナツメ煮込みの薬膳解説

鳥レバーの薬膳的解説

鳥レバーは、体を温める性質を持ち、味は「甘味」「苦味」で肝を補います。養血補肝明目と言って、血を補給しながら、視力低下や目のかすみにも良い食材になります。

 

干し葡萄の薬膳的解説

葡萄は、平(温めも冷やしもしない)の性質を持ち、味は「甘味」「酸味」で、脾(消化器官)、肺、腎を補います。養血類に属し、血を増やす性質を持ちます。

 

棗(ナツメ)の薬膳的解説

ナツメの生薬名は大棗(タイソウ)と言い、葛根湯等、漢方薬に広く配合されています。単独では食品として使用されます。業務スーパーで乾燥ナツメが普通に売ってました。

 

棗(ナツメ)は、体を温める性質を持ち、味は「甘味」で脾(消化器官)、胃を補います。補中益気と言って、胃腸の調子を良くして氣を増やす作用があります。

 

総合的解説

血を増やす食べ物を食べても、胃の調子が悪ければ成分を吸収効率が下がります。棗(ナツメ)で胃の調子を良くしておき、葡萄とレバーでしっかり血を吸収、増やします。

 

さらに、鳥レバーと棗(ナツメ)は、体も温めますよ。

 

2.鶏レバーと干しブドウ、ナツメ煮込みのレシピ

鳥レバー・・・300g

乾燥ナツメ・・・5個ほど

干しブドウ・・・50g

水・・・・大匙7~8杯

醤油・・・大匙3杯

生姜・・・1かけ

黒糖・・・大匙1杯

お好みで赤ワイン入れても良い。(赤ワインも血を増やします)

 

まず、生姜と乾燥ナツメを細かく切ります。乾燥ナツメは真ん中に種があるので、切ったら取りましょう。

 

次にレバーを見ずで洗い、水に10分つけます。その間、水は数回、取り替えます。

熱湯で1分間湯がいて、ザルに上げて、また水で洗います。

上記の写真は湯がいたあとです。

 

そして、すべての食材と共に煮込みます。アクはちゃんと取りましょう。

目映えを良くするために、上記のレシピとは別に棗(ナツメ)を丸ごと数個入れました。

食べにくかったです(笑)。種がありますからね。

 

入れるかどうかは、お任せします🤣

 

3.鶏レバーと干しブドウ、ナツメ煮込みの完成!

鶏レバーと干しブドウ、ナツメ煮込み、完成です!!

これは、マジで美味しかった!レバー苦手な人も、いけるのでは???(無責任)

 

貧血対策の第1弾はこちら↓↓↓

myself-shizen100.hatenablog.com

 

乾燥ナツメは、業務スーパーで売ってましたが、こちらでも買えます↓↓↓

普通にオヤツとしても、食べれます。紅茶が合いますね!

 

4.貧血の人の注意点

貧血の人には、ほうれん草や人参、タコなども良い食材で積極的にとると良いです。

しかし、食べない方が良い食材もあります。

それは、牛乳、ヨーグルト等の乳製品です。

乳製品には鉄分を含みません。

 

乳製品でお腹を満たそうとすると、鉄分が不足する傾向になります。貧血の人は、他の食材でお腹を満たすようにしましょう。